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背景にある教育理念
私たちの多くは生きづらさという不自由を抱えています。その解消法は他律的な施策以上に学修を通じて統覚体系を変容するものでなくてはなりません。
本講で説く弁証法的統合(dialectical accommodation)とセルスタディ(Self study)はそのための方法と場のメカニズムと言えます。またこれらは自らの意味づけによって自分らしくなるという“主体的な学び”の概念に相当します。
一般に意味づけは、自己内対話と省察(リフレクション)によって行うことは可能です。しかし、それだけでは自らの深みから生まれる思い込みから解放されることは難しいといえます。他者の力を借りなければいけないのです。
弁証法的統合は、真実の協創を可能にします。さらにそれを内包するセルフスタディの習慣は他者承認と自己尊重を齎します。そして自分らしさに関して、内発的な私(authenticity)と承認的な私(identity)の対峙を時間を味方にして融合(止揚)するのです。これによってウェルビーイングすなわち眼差しの質感としての自由[良心の傾性(one's essence)]が顕在化すると私は考えています。

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